水晶クラスターのランク 水晶の見分け方
ダイアモンドの等級は Carat(カラット/重量)、Color(カラー/色)、Clarity(クラリティー/透明度)、Cut(カット/各部の均整度、仕上げ) の4Cにより決定されると言うことは、宝石が好きならほとんどの人が知っています。
それでは水晶クラスターのランクは?というと業界標準があるわけではありません。
そこでパワーストーンとしての水晶クラスターの基準を考えてみました。
大量に出回るクラスターはほとんどがKg単位で取引されますが、それでもある程度の基準があって、100g当たりの単価の目安が決まります。
その場合、業者はどのような点をポイントにしているのでしょうか?
透明度の高さ
ポイントの欠損の少なさ
母岩の薄さ
表面の照り
が大きなポイントです
姿の良さは、販売店で価格に反映させることが多いポイントです。
すべての点で評価が高いと、(かなり)高額になります。
一定以上の基準になるともはや美術品です。
美術品ですから気に入ったら、人の評価も、相場も関係なくなります。
写真で水晶クラスターを目利きする
写真で水晶の美しさを再現するのはとても難しいですが、反面、たいしたことのない水晶が綺麗に見えちゃったりします。
私も自分の撮った写真に惚れ惚れすることがあります。
透明度は水晶の向こう側が見えていること、
クラスターは黒をバックにすることが多いのですが、白っぽく映っているものは、透明感が少なく、逆に黒が完全に透けて見えるようで初めて透明感があります。くすんで見えるときは感激的な透明度は期待しない方がよいでしょう。
欠損の発見、
ネットの写真では意外に見分けるのが難しいポイントです。
実際に見たら、欠損が多くてがっかりなんてこともままります。
ポイントの折れ、欠損が多いかどうかは、やはり母岩の白い部分がカギになります。ポイントが群生しているはずなのに、なんとなく白っぽいところがあったら間違いないく、そこはポイントがない部分です。
水晶クラスターも現地で仕入れる時にすでにランクがありますので、信じられなくぐらい安いってことはあまり期待しないほうがいいでしょう。
特に手彫りで採掘している、ヒマラヤやミナスジェライスの水晶は、かなり高額になります。
ダイナマイトで鉱脈を爆破して、採掘している物は、母岩が厚い、グラインダーで削り取っているなどをしている物が多い傾向があります。
そうしたものはポイントの欠損が多い傾向にあります。
美術愛好家でなければ、クラスターの楽しみ方や、浄化の仕方、パワーストーンとしての力の発揮させ方を知っておくほうが楽しいですね。